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Channel: スポーツナビ+ タグ:アザール
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EURO2016 -Chapter36- 【ナインゴランの決勝GOALで勝ち点3を得たベルギーがGroup2位通過!】

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【 スウェーデン 0-1 ベルギー 】       0-1 84’ ナインゴラン(ベルギー)〔MIP/ケヴィン・デ・ブライネ〕大活躍を見せた前戦に続いてのトップ下起用で、チャンスメイクに奔走し自らGOALも狙う姿勢も見せるなど、攻撃のキーマンになるのはやはりこのデ・ブライネだと思わせるプレーが随所にあった。この試合では決勝GOALをアシストしたエデン・アザールも得意のドリブルを武器に都度光るプレーを見せたが、ピッチの広い範囲で支配力を発揮し攻撃のタクトを揮うデ・ブライネのほうがやはりより⑩番の薫りが漂う。◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 引き分け以上で決勝T進出が濃厚なベルギーに対し、勝ち点3以外可能性がないスウェーデンが立ち上がりからギアを上げて攻めに出る。 4分、キム・シェルストレームのFKの零れ球をマルクス・ベリがボレーで狙う。しかし、この超至近距離からの一撃は正面とはいえGKティボー・クルトワが驚異的な反射神経でブロック。だが、スウェーデンのこの試合に賭ける意気込みは感じられた。 とはいえ、放送でも盛んに触れられていたが、このスウェーデンの積極的な姿勢は逆にベルギーの得意な形を出しやすくさせているともいえた。電光石火のカウンターである。やがて試合が落ち着くとお互いの攻防が入れ替わるようになるが、ディフェンスの体力や集中力がある時間帯だけに、ともに本当の決定機はなかなか作れない。そこには先に失点したくないという意識も多分に働いているように映った。 ベルギーは29分に左から切り込んだデ・ブライネが低く速い触れれば1点モノのクロスを送るが、中のロメル・ルカクにはタイミングが合わず。 45分にはショートコーナーからのリターンを受けたデ・ブライネがダイレクトでクロスを上げると、中のトーマス・ムニエが頭で擦らし角度を変えるシュートを放つ。ポスト右へ僅かに逸れたが、ベルギーにとっては前半で最も点が入りそうなシーンだった。 後半も攻防の移り変わる様に変わりはない。62分のスウェーデンは、右サイドからのクロスにベリがワンタッチしたボールにズラタン・イブラヒモヴィッチが得意のテコンドー蹴りで左足を振り上げ遂にネットを揺らした!かに思えたがファウル判定でGOALは認められず。 時間の経過とともにタレント力に勝るベルギーが圧を掛ける様に推移していく。 66分、サイドチェンジのボールを受けて左から切り込んだデ・ブライネがエリア外から放った右足ミドルは、GKアンドレアス・イサクションが横っ飛びでディフレクトしてCKに逃れる。 73分にはデ・ブライネからの一発のスルーパスがルカクに通り、DFを背負いながらも中央右から独走しGKとの1対1の局面を迎えるが、ルカク得意の左足でのシュートはイサクションにブロックされた。 押され気味のスウェーデンは76分、セットプレーからチャンスを得る。正面距離のあるところで得たFK。キッカーは当然ズラタン!右足を振り抜くと速い球足が壁の外を抜けGOALに向かって一直線!しかしクルトワが横っ飛びでナイスセーブ。 両GKの好守が目を惹く。 80分にベルギーのドリース・メルテンスがスルスルと一人二人と相手を交わし、エリア内へ侵入して放ったシュートもやはりGKイサクションが横っ飛びで弾き出す。 勝ち点1獲得で2位確定のベルギーに対し、勝利しかないスウェーデンは焦りが募る時間帯になっていく。結果、攻めも単調になり“パリの王様”も自由にプレーができない。 それでも83分、左CKからシェルストーレムが精度の高いボールを上げると、中央でアクセル・ヴィツェルに競り勝ったエリック・ヨハンソンがヘッドを見舞う。当たりは枠内に飛んでいたがライン上のデ・ブライネがこれをスーパークリア。 残り時間も5分に差し掛かろうかという頃合い、スコアレスでのドローも濃厚に思えてきた。 だが、84分、ベルギーが遂にスコアを動かす。アザールが左サイドをドリブル突破しマイナスのクロスを折り返すと、これをワンタッチで収めたラジャ・ナインゴランが思い切り右足を振り抜き得意のミドルを見舞う。一直線に伸びた弾道はダイブするGKの手を掠めGOALに突き刺さった。 緒戦の出来がイマイチで、2戦目にムサ・デンベレを起用して良くなったように感じられただけに、この試合で再びナインゴランがスタメン起用されたのにはビックリ!したが、それに応えたナインゴランが…というよりも抜擢したマルク・ヴィルモッツ監督の相変わらず采配が結果的に吉と出る持ってるぶりに驚くばかりだ。 何れにしろ、これで2点取らなければいけなくなったスウェーデンは一気に苦しくなった。86分にはクロスを胸トラップで収めたズラタンが、ハイキックで右足を一振するがポストの僅か右に逸れGOALはならず。 結局、両チームが死力を尽くした戦いは1-0でベルギーが勝利を収め、スウェーデンはGruopリーグの段で大会を去ることとなってしまった。同居した他チームが見せたサッカーやコンディションの質と比べると、Groupリーグ敗退もやむなしと思えるが、ズラタンがこの大会を最後に代表引退することを表明していただけに、残念な気持ちがあるのは否めない。 この日は気合いの入りっぷりが十分伝わってきたズラタンも、緒戦からこのくらいやってくれていたら…と思わなくもない。何しろアイルランド戦では一人テレテレ歩いてる有様だった。調整途上だったのかもしれないが、本気になった時は既に遅すぎたといったところか。

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